(株)矢野経済研究所は3日、国内の住宅リフォーム市場の短期的な市場トレンド調査の結果を発表した。同調査における住宅リフォーム市場とは「10平方メートル超の増改築工事」「10平方メートル以下の増改築工事」「設備修繕・維持関連」「家具・インテリア等」の4分野。
13年第3四半期の市場規模は速報値で1兆7,961億円(前年同期比10.6%増)。08年のリーマン・ショック以降、第3四半期としては最も高い市場規模となり、11年夏以降の好調さを受け、市場全体も堅調となった。
13年1~9月期は速報値で4兆8,866億円(同10.5%増)と2年連続で増加。03年以降4.8兆円台を回復し好調に推移。年初からの株価上昇などによる資産効果が同市場にも好影響を与え、大型リフォームで消費増税の駆け込み需要が一部発生したことも要因となった。
また、13年通期の市場規模予測を6.3兆~6.7兆円と上方修正。来春の消費増税を見込んだ駆け込み需要が今後本格化する可能性もあり、14年3月期までこの好調は継続する見込み。