不動産ニュース / 開発・分譲

2013/12/6

「日比谷三井ビル」など跡地に35階建て複合ビル計画/三井不動産

「(仮称)日比谷ビジネス連携拠点」完成予想図。計画地は日本を代表する商業エリア、オフィスエリア、官公庁街との結節点
「(仮称)日比谷ビジネス連携拠点」完成予想図。計画地は日本を代表する商業エリア、オフィスエリア、官公庁街との結節点
約4
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 三井不動産(株)は6日、東京都千代田区の「三信ビル」および「日比谷三井ビルディング」の跡地の再開発プロジェクト「(仮称)新日比谷プロジェクト」が都市計画決定したと発表した。

 日比谷公園や日生劇場、宝塚劇場、映画館、帝国ホテル東京などに隣接。銀座や大手町・丸の内・有楽町地区といった日本の商業・オフィスの中心地にも近い。こうした立地条件をフルに生かすため、日本橋エリアに続く「都心型スマートシティ」の構築を目指す。

 計画地は敷地面積1万700平方メートル。コアプロジェクトとして、地上35階地下4階、高さ192m、延床面積18万5,000平方メートル、最新のBCP性能を備えたオフィスと商業施設をメインにした大規模複合ビルを建設する。

 ビルには、国内外の中小・ベンチャー企業に対してグローバル企業との交流や投資家・金融機関の紹介などといった支援を展開する「(仮称)日比谷ビジネス連携拠点」を設け、ビジネスイベントなどを通じて、新産業の創出を図る。このほか、3層吹き抜けの室内イベント空間や、カフェなどを併設したテラスなど、さまざまなかたちで文化発信・憩いの空間も整備する。さらに地上・屋上合わせて約2,000平方メートルを緑化(緑化率約40%)。日比谷公園との緑の連続性に配慮し、効率的に緑化空間をつくる。

 防災関連では、千代田区最大級となる約5,000平方メートルの帰宅困難者一時滞在施設の整備、約200平方メートルの備蓄倉庫など、周辺地域を含めた防災対応力をアップ。災害時に自立性が高いガスコージェネレーションシステムや、オイル・中圧ガス管両方に対応できる非常用発電機も導入する。万が一の場合は、隣接する千代田区の広場や地域冷暖房にも電力を供給する予定。

 2014年度に着工。竣工は17年度を計画。

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