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2013/12/10

14年の住宅トレンド、キーワードは「縁居」/リクルートHD

「定年を迎えた団塊世代が求める暮らしは『隠居』から『新たな縁を創る』スタイルへ変化している」などと語る「SUUMO」編集長の池本洋一氏
「定年を迎えた団塊世代が求める暮らしは『隠居』から『新たな縁を創る』スタイルへ変化している」などと語る「SUUMO」編集長の池本洋一氏

 (株)リクルートホールディングスは10日、「2014年のトレンド予測」記者発表会を開催。同社が展開する住宅を含めた10の事業領域について、各編集長、センター長が14年のトレンドの予測とキーワードを順次発表、解説した。

 住まい領域では、住宅・不動産サイト「SUUMO」編集長の池本洋一氏がキーワードを発表。定年を迎えた団塊世代が求める暮らしは「隠居」から「新たな縁を創る」スタイルへ変化していると予測し、キーワードは「縁居」とした。

 団塊世代を含む現在の60歳代と10年前の60歳代を比較したデータでは、団塊世代は、自己啓発に関心が高いことからアクティブであり、さらに住生活への関心も高いという結果となった。住み替え・リフォームの際の要望については、従来の「健康・安全・家族のつながり」に加えて、この世代の特徴として「学び・趣味・役割(仕事)を通じた交流」が挙げられている。
 こうしたことから、「健康なうちに自らの意思で、住み替え、リフォームなどを行なうことにより地域やコミュニティに新たな縁や居場所を創る」という動きが生まれていると分析した。

 さらに、現状の高齢者住宅については、そうした縁をつくるための施設が少ないとしながらも、新しい兆しとして、同世代や多世代との縁を育む施設などを紹介した。

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