不動産ニュース / その他

2013/12/13

サ高住専用商品「セレブリオ」のラインナップ強化/積水ハウス

「シノン青葉台」介護棟の1Rタイプ。27.28平方メートル。食費以外の毎月の支払額は13万7
「シノン青葉台」介護棟の1Rタイプ。27.28平方メートル。食費以外の毎月の支払額は13万7
000~14万9
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000円
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 積水ハウス(株)は12日、医療・介護事業報告会およびサービス付き高齢者向け住宅(サ高住)「シノン青葉台」(横浜市青葉区、総戸数74戸)の施設見学会を実施した。

 同社では現在、全国で約6,600戸、都市部に高齢者が集まる傾向に合わせ、東名阪で集中的に事業を展開。うち東京都内では1,669戸のサ高住を展開している。ここ2~3年は年間50~100棟を建設しており、平均受注額は工業化住宅で2億~2億5,000万円、RC系で5億円。年間約250億~300億円の事業に成長している。

 報告会ではサ高住を取り巻く現状や、東京で運営する2ブランド「Cアミーユ」「グランマスト」のコンセプトおよび事例、地方で推進する取り組みなどを紹介した。
 なお、「Cアミーユ」シリーズは大手介護事業者(株)メッセージと連携、合弁会社の積和サポートシステム(株)が運営する介護型サ高住(25棟1,067戸開設済)。「グランマスト」シリーズは積和不動産(株)の賃貸住宅部門が運営するアクティブシニア向け自立健常型サ高住(6棟329戸開設済)となる。

 今後のサ高住への取り組み方針としては、「早めの住み替えの推進」「充実した医療・介護サービスとの連携による、終末期まで住み続けられるサ高住の供給促進」「積和不動産7社の事業連携強化」ほか、3階建てモデルの発売など「サ高住専用商品(セレブリオ)のラインナップ強化」の4つを掲げた。

 セレブリオの事例として「シノン青葉台」をマスコミに公開。同物件は13年10月開設。鉄筋コンクリート造地上3階建て。間取りは1R~2LDK、居室面積27.28~62.20平方メートル。

 アクティブシニア向けの健常棟と、要介護者向けの介護棟に分かれており、今後クリニック、訪問介護事業所、デイサービスなどを併設する予定。また、介護棟は将来、健常棟より独立させ、有料老人ホームとしての利用も可能な造りとなっている。

 入居状況は、オープンから2ヵ月で5割と順調に推移。半数以上が自立者で、神奈川県近隣の一戸建てからの住み替え需要多数を占める。また、2LDKはすでに100%入居と広い部屋の人気が高いのが特徴的だという。

 なお、「シノン青葉台」はしのはらA&M(株)が運営する、コンサルティングによる受注案件。市場調査や競合物件状況などのデータ、医療や食事提供、警備など運営開始後の外部サービス連携も含めトータルで提案し、受注に至ったもの。コンサルティングによる受注案件は最近増加傾向にあり、同社では現在、医療法人向けに東京で2件、埼玉で1件の案件を推進、今度も注力していく考え。

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