森ビル(株)は18日、「2013年 東京23区オフィスニーズに関する調査」結果を発表した。本社が東京23区内に立地する資本金上位1万社を対象に調査、2,149社から回答を得た。
新規賃借予定が「有る」という回答は20%(前年比3ポイント減)で、5年連続で2割を超えた。業種別では「金融・保険業」が21%(同1ポイント増)、「製造業」は15%(同4ポイント減)、「外資系企業」が27%(同1ポイント増)、「日本企業」が19%(同3ポイント減)となった。
新規賃借面積は「拡大」が56%(前回調査時54%)、「縮小」は16%(同17%)。新規賃借理由では、「業容・人員拡大」40%(前回調査時34%)と大幅に増加、5年ぶりにトップとなった。以下、「立地の良いビルに移りたい」(32%)、「耐震性の優れたビルに移りたい」(32%)。
企業の事業継続計画(BCP)の策定については、策定予定を含む割合が75%と依然関心度が高かった。策定済みの割合は52%(前回調査時50%)と増えた。
また、2020年東京オリンピック開催に伴なう業績期待では、約4割が「業績が拡大する(37%)」と回答。資本別に見ると、日本企業(38%)の方が外資系企業(33%)より割合が高かった。