三井不動産レジデンシャル(株)は、新築分譲マンション「パークホームズ築地グリーンサイド」(東京都中央区、総戸数140戸)を、3月下旬に発売する。
同物件は、東京メトロ日比谷線「築地」駅徒歩4分、同銀座線「銀座」駅徒歩14分のオフィスビル跡地に建設する、地上12階建てのマンション。都心にありながら、2面を公園に接するなど好環境にあることから、DINKSやファミリー層に加え、子育てを超えたいわゆる「アクティブシニア」層を主要な購入者と仮定。同世代をターゲットにした商品企画を盛り込んでいるのが特徴。
同世代へのアンケートやグループインタビューを通じて、アクティブシニアを「お互いが自立しながら、共に過ごす時間も大切にする」マインドを持つ「LOIAS(Lifestyle Of Independent And Shered=ロイアス)」と規定。空間を機能別に分ける「nLDK」の発想ではなく、リビング・ダイニング・キッチンそれぞれを一つの大空間とした多目的空間「グレートルーム」、夫婦それぞれが別の寝室としても利用できる「セパレートツイン」を全住戸の3割で提案した。
55~69歳のシニア層が求めるソフトサービスとして、マンション近くにある会員制健康クラブ「聖路加フレンズ」と提携。入居から2年以内に入会すると入会金(50万円)が免除されるなどの優遇を設ける。また、管理費を抑えながら入居者向けコンシェルジュサービスを提供するため、管理人がコンシェルジュを兼ねる「レジデンシャルコンシェルジュ」を初導入する。
このほか、築地で人気のベーカリーとの提携や、シニアライフアドバイザーが監修するコミュニケーションイベントの開催など、充実したシニアライフを提案する。
住戸は、2LDK~3LDK、専有面積53~73平方メートル。販売予定価格は、メインボリュームとなる専有面積60~70平方メートル台で6,000万~7,000万円。坪単価は、300万円台中盤を予定。すでに、2,000組の事前反響を得ており、購入者の約3割をアクティブシニアと見込んでいる。
14日記者会見した同社開発事業本部都市開発二部長の村 裕太氏は「ますます拡大するシニア世代をターゲットして確保するためのライフスタイル提案を盛り込んだ初めてのマンションとなる。それぞれが楽しみを持ちながら、共に過ごす空間は大切するというアクティブシニアの価値観に対応した時間と空間を提案した」と抱負を語った。