不動産ニュース / 調査・統計データ

2014/1/15

投資用区分マンション、より高額物件を購入する傾向が鮮明に/ファーストロジック調査

 (株)ファーストロジックは15日、2013年12月期の「投資用不動産の市場動向調査」結果を発表した。12月中に、同社が運営する不動産投資サイト「楽待」(http://www.rakumachi.jp)に新規掲載された物件・問い合わせのあった物件の取引状況を調査したもの。

 投資用1棟アパートは、新規掲載物件の表面利回りが10.40%(前月比0.09ポイント増)、問い合わせ物件の表面利回りが12.36%(同0.02ポイント増)と、いずれもわずかながら上昇。新規掲載物件の価格は6,179万円(同76万円増)と上昇したが、問い合わせ物件の価格は5,088万円(同152万円減)と下落した。

 投資用1棟マンションは、新規掲載物件の表面利回りが8.87%(同0.23ポイント減)、問い合わせ物件の表面利回りが10.77%(同0.18ポイント減)と、いずれも下落。物件価格も、新規掲載物件1億8,042万円(同703万円減)、問い合わせ物件1億4,624万円(同2,047万円減)と下落した。

 投資用区分マンションは、新規掲載物件の表面利回りが9.79%(同0.16ポイント増)と上昇するも、問い合わせ物件の表面利回りは11.53%(同0.22ポイント減)と下落。物件価格は、新規掲載物件が1,086万円(同1万円減)とわずかに下落したが、問い合わせ物件は1,021万円(同106万円増)と上昇し、過去2年間で最高額に。投資家が、より高額な区分マンションを買う傾向が鮮明となった。

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年5月号
「事故物件」、流通の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/4/21

「記者の目」を更新しました

有事に立ち向かうエリアマネジメント」を公開しました。

エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。