（公財）東日本不動産流通機構は21日、2012年1年間の首都圏不動産流通市場の動向を発表した。
同年の首都圏中古マンション成約件数は3万6,432件（前年比16.0％増）と、2年連続で過去最高を更新した。都県別では東京都が1万7,688件（同19.0％増）、千葉県が4,701件（同12.5％増）、埼玉県は4,693件（同16.0％増）、神奈川県は9,350件（同12.6％増）と、全エリアで2ケタの伸び。
成約単価も1平方メートル平均で39万9,600円（同4.7％上昇）、成約物件価格は2,589万円（同3.5％上昇）。成約物件の平均専有面積は64.79平方メートル（同1.1％縮小）、成約物件の平均築年数は19.27年（前年：19.25年）だった。一方、新規登録件数は16万3,637件（同9.9％減）となった。
また、中古戸建住宅の成約件数は1万2,245件（同6.9％増）で、2年連続で過去最高。新築戸建住宅の成約件数は5,204件（同9.7％増）で、5年連続で前年を上回った。
なお、13年10～12月の首都圏中古マンション成約件数は9,087件（前年同期比18.3％増）と6期連続で前年同期を上回った。成約単価は1平方メートル平均で40万6,400円（同6.6％上昇）、成約物件価格は2,609万円（同4.2％上昇）。成約物件の平均専有面積は64.20平方メートル（同2.3％縮小）、成約物件の平均築年数は19.79年だった。新規登録件数は4万1,155件（同5.8％減）となった。
