不動産ニュース / ハウジング

2014/1/23

併用住宅新商品を発売。4階建て市場を開拓/積水ハウス

「BEREO PLUS」外観イメージ。全国で4階建て住宅市場を開拓する
「BEREO PLUS」外観イメージ。全国で4階建て住宅市場を開拓する

 積水ハウス(株)は24日、4階建て賃貸・店舗併用住宅新商品「BEREO PLUS(ベレオプラス)」を発売する。同時に、賃貸専用・併用両方に対応していた4階建て「BEREO」を賃貸専用商品に統一するなど、商品ラインアップも再編する。

 同社の3・4階建て住宅の受注件数は、2011年度の月平均133棟から、13年度は12月までに月平均212棟と、約60%増加。受注物件を分析したところ、3階建てでは併用が21%だったが、4階建ての場合は70%が併用住宅だったという結果から、高額受注が見込める4階建て併用住宅の商品化に踏み切った。

 4階建て住宅は、2013年の供給量が3,290棟(4・5階建ての合算、国交省のデータから積水ハウス推計)と、3階建て(4万500棟)の10分の1の市場規模だが、11年からの増加幅は3階建ての8%増に対して4・5階建ては24%増と大きく、市場開拓の余地があると見込んだ。

 オリジナルの梁勝ちラーメン構法である「βシステム」を採用。通し柱を不要とし、各階のプランニングの自由度を高めた。賃貸併用、店舗併用、二世帯住宅、さらにこれらの複合プランなど、多彩な提案を行なう。「都市圏の敷地60坪程度の場合は賃貸部分をワンルームに、地方の80~100坪の土地ならばファミリー向けなど、地域特性に合わせて提案できる」(同社開発部シャーメゾン商品開発室長・上木宏平氏)

 本体工事価格は3.3平方メートル当たり70万円から。同規模の鉄筋コンクリート造の建物に比べて価格は約3割安く、工期も2~4ヵ月短くできるという。年間240棟の販売を見込む。

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年7月号
定住・関係人口増加で空き家も活用?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/6/5

「月刊不動産流通2025年7月号」発売中!

「月刊不動産流通2025年7月号」が好評発売中です。購入はショップサイトから。
特集は、「事業者・自治体がリード!二地域居住」。
近年人口減少により地域の活力が失われていくという危機感を持ち、活気を取り戻すために二地域居住を促進させている地域が多くあります。今回は、そんな二地域居住に積極的に取り組んでいる事業者を取材。具体的な事例やその狙い、実際に表れている効果なども紹介しています。