グローバル・ロジスティック・プロパティーズ(株)(以下、GLP)は4日、マルチテナント型物流施設「GLP綾瀬」(神奈川県綾瀬市)の起工式を執り行なったと発表した。
同物件は、圏央道「海老名IC」から6kmに位置。敷地面積3万1,699.41平方メートル、延床面積6万8,642.45平方メートル。プレキャストコンクリート造、一部鉄骨造の地上5階建て。
上層階には直接乗り入れが可能なランプウェイを設置。断水・停電時でもトイレの利用が可能となる井水供給設備や停電時でも防災センターや事務所エリアの照明などを利用可能とするバックアップ電源設備を導入し、BCP対応を施した。プレキャストコンクリートに加え、免震構造を採用することで建設工事の合理化と長寿命化を可能とし、ライフサイクルCO2を約19%削減するなど環境にも配慮した。
起工式で同社代表取締役社社長の帖佐義之氏は、「これからもテナント企業に対してBCPや環境対策に優れ、オペレーションの効率性を最大限に引き出せるソリューションを提供していく」などと述べた。
なお、すでに1棟丸ごと総合物流企業の日本ロジテム(株)がテナント利用することが決定している。竣工は2015年4月の予定。