サンフロンティア不動産(株)は10日、2014年3月期第3四半期決算説明会を開催した。
当期(13年4月1日~12月31日)は、連結売上高104億9,200万円(前年同期比73.6%増)、営業利益27億3,800万円(同96.9%増)、経常利益26億4,300万円(同98.1%増)、当期純利益25億2,100万円(同59.8%増)。
顧客と本業の明確化、リプランニング事業の改善と強化、販売管理費の圧縮と維持などの取り組みを行なってきたことに加え、アベノミクスなどの市況の追い風を受け、リプライニング物件の仕入れや商品化が順調に進捗したほか、リプランニング事業を除く、賃貸ビル事業および仲介プロパティマネジメント等のサービス事業による収益で販売費をカバーできたことなどが要因となり、大幅な増収増益となった。
今後は、景気動向を見据えて積極的に物件を仕入れ、小型、中型、大型と物件規模に分類してそれぞれの方針を明確にした上で、都心のオフィスビルを中心に引き続きリプランニング事業を展開していく方針。
説明会で同社代表取締役社長の堀口智顕氏は、「単純なスペース貸しではなく、『温かい』『迅速に』『誠実に』という価値観に、テナント動向把握力やビルのリニューアル力などの企画・構想力を掛け合わせて当社独自の不動産再生を行なっていくことで他社との差別化を図っていく。市場が熱くなりつつある今、変化に対するアンテナを高くして、自社を超える自社を作っていくようしっかりと取り組んでいく」などと述べた。
通期は、連結売上高160億円、営業利益39億円、経常利益37億円、当期純利益35億円を見込む。決算詳細はニュース参照。