不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2014/2/14

完成工事総利益率の回復で増益。優先株も全て償還へ/長谷工14年3月期第3四半期決算

 (株)長谷工コーポレーションは13日、2014年3月期第3四半期決算を発表した。

 当期(13年4月1日~12月31日)の連結売上高は3,957億5,600万円(前年同期比1.7%減)、営業利益172億8,400万円(同6.4%増)、経常利益151億500万円(同8.0%増)、当期純利益186億9,300万円(同87.1%増)。建築受注を目的とした不動産売却の減少、ホテル事業の売却等で減収となったが、完成工事利益率の回復等で増益を確保。子会社の固定資産売却益、繰り延べ税金資産の追加計上で最終利益は大幅増となった。

 設計施工関連事業は、分譲マンション新築工事の受注は首都圏で69件、近畿圏で27件に。完成工事については分譲マンション57件を含む60件を引き渡し、売上高は2,403億円(同3.2%増)、完成工事利益率も回復基調となり、営業利益は155億円(同14.1%増)となった。

 不動産関連事業は、マンション5物件の引き渡したが、建築受注を目的とした不動産の売却が減少。売上高766億円(同17.9%減)、営業利益32億円(同6.1%増)にとどまった。

 通期では、連結売上高5,750億円、営業利益270億円、経常利益230億円、当期純利益230億円を見込んでいる。

 なお同社は、14年3月期の最終利益が増益となる見通しが立ったことから、現存する優先株式のすべて(発行価額250億円)の償還を決定。14年3月期中に100億円、7月中に150億円を償還する。優先株の償還の目途が立ったことから、14年3月期からの復配も決定。1株当たり3円の期末配当を行なう。

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