



日本土地建物(株)は19日、音楽スタジオ付き大型シェアハウス「シェアリーフ西船橋グレイスノート」(千葉県船橋市、全85室)を竣工。報道陣に公開した。
敷地面積1,997.08平方メートル。鉄筋コンクリート造・一部鉄骨造地上5階地下1階建ての同社保有の研修所(1986年築、寄宿舎)を1棟リノベーションしたもの。専有面積は3,727.27平方メートル。3階は女性専用フロアとなる。
ハイグレードな共用部、音楽を通じたコミュニケーションがコンセプト。約74畳のリビング・ダイニング、約49畳のキッチン、約53畳の多目的ルームなどのほか、トップライトやシェアCD収納のあるラウンジスペースなど、コミュニティの空間を充実させている。また、いずれもホテルライクで、ハイグレードな内装・設備で仕上げた。
地下には(株)ヤマハミュージックリテイリング施工の完全防音仕様の「音楽スタジオ」を3室設置。ミキサー、スピーカー、ドラム、ピアノなどを完備し、無料で利用できる。
同社執行役員・都市開発部長の阿部 徹氏は「2012年にオープンした第1弾のシェアハウスは現在も満室稼働と人気が高い。その実績を受けて、今回の事業に着手した。コミュニケーション創出の場の提供をポイントにしており、広さや地下空間を生かすシェアハウスとして提供するに至った」と述べた。
個室は9.6畳を基準とし、最大15.8畳と一般的な大型シェアハウスの中でも広めの設定。ベッド、冷蔵庫、デスク、椅子、クローゼット、空調、照明を標準装備する。賃料は5万1,000~8万3,000円(別途共益費1万8,000円など)。
現在入居者募集中で、社会人を中心に半数以上は楽器利用のない一般ユーザーから反響を得ている状況。広さや設備などが評価されているという。運営・管理は第一恒産(株)が担当するが、「イベント開催などコミュニティ醸成のための仕掛けづくりなどは当社でも積極的に行なう」(同氏)方針。
入居開始は3月1日の予定。