（株）大京と東京建物（株）、関電不動産（株）、（株）長谷工コーポレーション、新日鉄興和不動産（株）は、共同開発による分譲マンション「ミリカ・ヒルズ」（大阪府吹田市、総戸数633戸）が“おおさか優良緑化賞”の大阪府知事賞と生物多様性賞を同時受賞したと発表した。
「おおさか優良緑化賞」は、大阪府自然環境保全条例等に基づくもので、緑化のうち、府内の都市環境の改善に貢献する緑化や、都市の魅力向上に資する緑化、新たな緑化手法のモデルとなる事例など、特に優れた取り組みを顕彰する制度。「大阪府知事賞」は、特に優れた取り組み、「生物多様性賞」は、特に生物多様性に配慮した取り組みに授与される。
「ミリカ・ヒルズ」は、毎日放送千里センターの跡地約13万平方メートルの敷地に地上15階地下1階建ておよび地上15階建ての共同住宅2棟を建築した大規模プロジェクト。千里丘の原風景を残すという“森緑都市”をコンセプトとした、緑との共存を目指した「ミリカの丘構想」のファーストプロジェクトとなる。
千里丘陵に残された既存樹を公園や緑地において保存したほか、建物を敷地境界から10m以上離して計画し、緑を緩衡帯とした圧迫感を軽減。また、緑化空間の活用や自然環境・生物多様性に配慮した計画としたことなどが評価された。
