不動産ニュース / 調査・統計データ

2014/2/27

震災後のビルのエネルギー消費量は減少。単価上昇でコストはアップ/ザイマックス調査

 (株)ザイマックス不動産総合研究所は26日、「オフィスビルエネルギー消費量及びコストに関する調査」結果を発表した。同グループが運営する首都圏の賃貸オフィスビルで蓄積してきたエネルギー(電気、ガス、熱、油類)データを利用。各月のエネルギー消費量、エネルギー単価、エネルギーコストの推移を調査し、2010年12月時点の数値を100として1年間の平均値を指数化した。有効なデータを得られたのは約100棟。

 エネルギー消費量については、震災後急激に減少ししたが、その後は同程度の水準で推移し、13年12月時点の指数は85(10年比15%減)。震災をきっかけにオフィスビルで省エネが推進され、定着したと分析している。

 エネルギー単価は、震災以前より徐々に上昇し、13年12月時点で136(同36%上昇)。輸入に頼っているエネルギー原料の費用が為替レートを加味した資源価格に影響を受けることから、各エネルギー供給会社の事情に基づき決定される価格動向が背景にあるとした。

 また、エネルギーコストは消費量が大きく減少したことにより、11年に93と一時的に下落したが、その後消費量は同水準で推移。単価が上昇し続けたため、12年には104(同4%上昇)、13年には115(同15%上昇)となった。

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年6月号
本業に意外な効果!?不動産事業者のサイドビジネス
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/5/12

記者の目を公開しました

「シロアリ被害、発見できるのは今!」を更新しました。
知らずに進行するシロアリ被害…放置すると建物強度が低下。また、気が付かずに売却をしてしまえば契約不適合責任に当たることも…!? 早期発見が望まれますが、普段は床下でうごめいていて自分で見つけるのは難しいものです。しかし春から夏はシロアリが発見しやすくなるチャンスタイムだとか…?専門事業者を取材しました。