不動産ニュース / その他

2014/3/12

災害時の通信手段に独自の無線システムを構築/森ビル

 森ビル(株)は11日、一般業務用無線免許を取得し、無線を活用した独自のデジタル無線システムを構築したと発表した。

 一般業務用無線は、通常、公共性の高い公私事業者に許可されるもので、限られた周波数を共同利用する管理無線とは違い、エリア限定に割り当てられた複数のデジタル周波数を専用利用でき、無線利用の増大が懸念される大規模災害時にも輻輳しない有効な通信手段。

 同社では、一般業務用無線と併せて免許取得したFWA無線(Fixed Wireless Access)を併用し無線システムを構築。災害時の帰宅困難者受け入れを想定している六本木ヒルズ森タワー、アーク森ビル、表参道ヒルズ、パレットタウン、虎ノ門ヒルズの大規模集客施設に同システムを導入、3月中旬より運用を開始する。
 これにより、災害時に震災対策本部を設置する六本木ヒルズ森タワーと各施設を接続し、施設内各所で対応に当たるスタッフ間の通信手段として活用するほか、建物内に新設した複数の中継アンテナとネットワークとを接続することで、トランシーバーを所有し活動に当たる全スタッフと一斉に交信できるよう整備した。

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年5月号
「事故物件」、流通の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/4/21

「記者の目」を更新しました

有事に立ち向かうエリアマネジメント」を公開しました。

エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。