不動産ニュース / その他

2014/3/13

都心5区の大規模オフィスビル空室率、5ヵ月ぶりに増加/三幸エステート調査

 三幸エステート(株)は12日、基準階貸室面積200坪以上の大規模オフィスビルのマーケットデータをまとめた「オフィスマーケット2014年3月号」を発表した。

 東京都心5区のビル空室率は5.61%(前月比0.08.ポイント増)と5ヵ月ぶりに増加に転じた。現空面積は27万9,666坪。空室率が若干上昇したものの、需要回復の基調が続いた。1坪あたりの募集賃料は1万8,468円(同34円減)と再び低下したものの、1万8,000円台半ばの水準は5ヵ月連続で維持している。

 全国の6大都市別の空室率は、東京23区5.8%(同増減なし)、札幌市6.6%(同0.3ポイント増)、仙台市10.3%(同0.2ポイント減)、名古屋市7.5%(同0.5.ポイント減)、大阪市8.6%(同0.3ポイント減)、福岡市6.6%(同0.2ポイント減)となった。

 なお同社は、東京都心5区のビルについて「12年7月、13年1月と、上昇局面入りの兆しもみられたが、直近1年間では、▲5%を中心とするマイナスレンジにとどまる。下降局面は5年超に及んでおり、市況回復の遅れが目立っている」とコメントしている。

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