(一財)ハトマーク支援機構は12日、(株)ネクストと業務提携に基づき、同社が加盟店に提供している「HOME'S住みかえ保証」の、宅建協会会員への提供を開始した。ネクストとの提携は、2013年10月のホームページ作成支援に次ぐ第2弾。
同商品は、ネクストが13年9月から提供を開始したもの。日本リビング保証(株)との提携により、一戸建て・マンションの瑕疵(設備、雨漏り、シロアリ(一戸建てのみ))を最大引き渡し後1年間、上限250万円まで保証する。対象エリアは、三大都市圏中心にした1都2府11県。これまで、数十件の利用がある。
利用にあたっては、HOME'S会員の場合月額利用料5,000円が必要だが、宅建協会会員はHOME'S会員でなくても、入会金2万円と、月額利用料を免除。初期設定料1万5,000円のみでの利用を可能とした。検査料と保証料は別に必要となる。
同日会見した和氣猛仁理事長は「既存住宅に対する瑕疵保証の整備は時代の要請であり、以前から会員からの要望も多かった。利用件数はすぐに増えるとは思わないが、こうしたツールを持つことで、ユーザーの信頼が得られるということをアピールしたい」などと語った。
なお、同機構とネクストは、宅建協会の新規会員に対する業務支援についての提携も検討している。