不動産ニュース / 調査・統計データ

2014/3/24

「中古住宅購入+リフォーム」、マンションでは6割超える/リフォーム推進協調査

 (一社)住宅リフォーム推進協議会は20日、第11回「住宅リフォーム実例調査」の結果を発表した。住宅リフォームに係る実態の把握を経年的に行なうことを目的として2003年より実施しているもの。調査期間は13年10~11月。有効回答は、請け負ったリフォーム物件の中から事業者が施主に代わり回答した1,557票とリフォーム事業者579票。

 「リフォームの契約金額」は、戸建では1,000万円超が全体の31.8%(前年比9.4ポイントアップ)、マンションも19.1%(同8.9ポイントアップ)と、高額リフォームが伸長した。「住宅の築年数」は、年数の経過した住宅が増加し、「31年以上」が戸建てで26.6%、マンションで22.4%とトップを占めた。

 リフォーム工事の特徴では、リフォームを行なった住宅の取得方法が、施主の年代が高いほど、「注文住宅」や「分譲住宅購入」が多く、新築時からの住宅が7~8割を占めた。これに対し30歳代以下の層は、戸建ての約3割が「親からの相続」、マンションの7割弱が「中古住宅購入」となった。

 特に「中古住宅購入」の場合は、入居前後のリフォームが戸建てで約半数、マンションでは6割を超え、中古住宅流通に際してのリフォームニーズが高くなっていることが分かった。

 同日の説明会で同協議会監事・環境整備委員会委員長の黒岩幹夫氏は「中古住宅を取得してからリフォームまでの期間が1年未満という事例が増加しており、この仕組み(中古住宅取得+リフォーム)が広くいきわたっていることが分かった」等と分析した。 

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年5月号
「事故物件」、流通の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/4/21

「記者の目」を更新しました

有事に立ち向かうエリアマネジメント」を公開しました。

エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。