旭化成ホームズ(株)は24日、台湾塑膠工業有限公司(台湾プラスチック工業(株)、本社:台湾・台北市、董事長:李 志村氏)と共同で、台湾に個人向け住宅のモデルハウスを建設することを明らかにした。同社初の海外事業であり、4月に海外事業推進部を新設して体制整備も図る。
旭化成せんい(株)と合弁関係にある台湾プラスチックグループが住宅事業への参入を検討するにあたり、旭化成ホームズに対して2012年にオファー。両社で検討を進めていた。旭化成ホームズでは現在、日本の同社研究施設に試作棟を台湾向けの新工法で建設しており、工法や性能面など、技術的な課題を洗い出す。
台湾で建設するモデルハウスは、現地の富裕層や企業などにアピールしながら事業化に向けた判断材料を集めるのを目的とする。集合住宅が多く、戸建てでも3~5階建てが主流である現地の市場を考慮して、4階建てテラスハウス形式を採用する。躯体とともにショールームも兼ねた機能を持たせ、。10月に着工し、15年3月に竣工する予定。