(株)リビタは27日、横浜市のランドマークタワー「ドッグヤードガーデン」(横浜市西区)の活用事業者に採択されたと発表した。
「ドッグヤードガーデン」は、三菱地所(株)が保有する造船ドック跡地で、国指定重要文化財に指定されている。横浜市、(公財)横浜市芸術文化振興財団、三菱地所が、みなとみらい21地区(MM21)の創造的活動の発信、定着に向け、協働で取り組みを進めてきた。今回、同物件を同財団が借り受け、文化芸術創造都市・横浜へ寄与する拠点として整備する活用事業運営団体を公募。リビタが選定された。
リビタの事業コンセプトは「大人の部活が生まれる、これからの街のサードプレイス」。まちのオフィスワーカーや居住者、クリエイターが集い、組織や肩書きを超えた活動コミュニティ=「部活」が生まれる場の創造を目指す。シェアキッチンやスタジオ等の自由活動空間を中心に、「部室」やワークラウンジを備え、気軽に立ち寄ることができるコーヒースタンドも併設。講座やワークショップ、イベントも定期的に開催し、みなとみらいにおけるさまざまなコミュニティの活動を創造していく。
これまでシェア型賃貸住宅などを通じて培ったシェアやコミュニティを醸成するノウハウを活かし、企画・プロデュース・運営を行なっていく。
今後は、関係団体が協議会を設置し、活用事業者であるリビタの運営をサポートしながら「公民連携」で創造的活動を推進していく。6月に開業予定。