不動産ニュース / 仲介・管理

2014/3/27

住宅設備保証を標準化。土地の瑕疵まで保証/リバブル、既存住宅保証サービスを大幅拡充

 東急リバブル(株)は、既存住宅の検査・1年保証サービス「リバブルあんしん仲介保証」の内容を大幅に拡充。4月1日から全国の売買仲介店舗で提供していく。

 同サービスは、同社と専属専任媒介契約または専任媒介契約を締結した売り主に対し、既存住宅の売却時に無料で建物検査を行ない、検査の結果問題が無ければ、買い主への引き渡し後1年間にわたり、適合箇所の補修費用を最大200万円(シロアリ害は別途50万円)まで保証するもの。2012年10月の運用開始から、7,700件を超える申し込みを得ている。

 今回の改定では、補修にかかる免責金額を10万円から5万円に引き下げたほか、一戸建てについては「既存住宅売買かし保証保険」の検査を同時に済ませることができるため、同保険との併用を提案していく。無料キャンペーンとして行なってきた「住宅設備保証」については、建物保証と同時利用する標準サービスとして制度化。修理内容も、動作不良に加え破損も対象とし、対象製品も28種類増やし32種類とした。土地・一戸建ての仲介対象に、仮測量や越境確認など土地に係る5つの調査を無償で行なう「リバブルあんしん土地チェック」も、同時に標準化する。

 また、更地土地の仲介を対象とした「埋設物撤去保証」と「地盤調査保証」を新設する。前者は、土地の引き渡し後、買い主が建物を建設する際、施工上支障を及ぼす人為的埋設物があった場合、その撤去費用の200万円を保証する。後者は、地耐力や地盤改良の必要性の有無、目安となる費用を調査報告し、建築事業者等による地盤改良費用がそれを上回った場合、同社指定会社が調査書記載の費用内で地盤改良工事を行なうもの。「あんしん土地チェック」との併用も可能とする。

 同社は、今回のサービス拡充に伴い、これまで建物保証の呼称として使ってきた「リバブルあんしん仲介保証」を、仲介に係る総合的な保証制度の呼称に改め、差別化サービスとして打ち出していく。

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