プレミア投資法人(PIC)の資産運用会社であるプレミア・リート・アドバイザーズ(株)は26日、社内規定である資産運用ガイドラインを一部改訂し、地方主要都市を投資対象エリアに追加すると発表した。
PICは2002年5月の設立以来、東京周辺を投資の中心として展開してきた。PICの規約においてはすでに東京圏以外の不動産投資が可能になっていたことと、NTT都市開発(株)から大阪市内での物件取得が具体化したことをきっかけに、資産運用会社でも規約を改訂した。
それに伴い新たに物件を取得。「トレードピア淀屋橋」(大阪市中央区)底地の信託受益権を取得した。取得価格は65億円となる。大阪市営地下鉄御堂筋線「淀屋橋」駅徒歩3分と利便性の高い立地が特徴。土地面積は6,517.29平方メートル。契約済みで、31日に取得となる。
また同時に保有資産2物件の譲渡も発表。譲渡するのは「岩本町ビル」(東京都千代田区)と「IPB御茶ノ水ビル」(東京都文京区)のともに信託受益権。「岩本町ビル」はNTT都市開発に譲渡し、譲渡価格は69億1,500万円、譲渡益は100万円を見込む。「IPB御茶ノ水ビル」の譲渡先は学校法人順天堂、譲渡価格15億7,000万円、譲渡益は2億500万円を見込む。いずれも5月に引き渡し予定。
これらの取得・譲渡後のポートフォリオは、46物件・取得価格合計約2,163億円となる。