住友不動産(株)は1日、同社が開発を進めてきたオフィスビル「住友不動産御成門駅前ビル」(東京都港区)の竣工を発表した。
同ビルは、都営三田線「御成門」駅徒歩1分に位置。敷地面積1,142.01平方メートル、延床面積8,896.23平方メートル。鉄骨造(柱CFT)、一部鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造。地上11階塔屋1階建て。
免震構造。事故などで本線からの送電が停止しても予備電源から受電可能な「2回線受電方式」を採用し停電時にも共用部、専有部(一部)へ約48時間電力供給可能な「非常用発電機」を実装した。敷地内に防災用井戸や簡易式マンホールトイレを設置するなどBCP対応を強化した。
また、オフィス部分は、約210坪の整形無柱空間とすることで、レイアウトの自由度が高いオフィス空間を実現。空調効率の高い「完全個別空調」システムの導入や窓の一部を手動で開閉し、外気を直接取り込む「自然換気窓」を設けた。
また、同ビル1階はイベントホール「ベルサール御成門駅前」として2日にオープンした。