星野リゾート・リート投資法人(HRR)の資産運用会社である(株)星野リゾート・アセットマネジメントは4日、国内のホテル・旅館等24物件の取得および貸借を決定した。
今回取得する物件は、「星のや 京都」(京都市西京区)、「界 阿蘇」(大分県玖珠郡)等の24物件。うち21物件は、自動車でのアクセスの利便性を重視した立地で、シンプル・カジュアルをコンセプトとしたロードサイド型ホテル「チサンイン」。ビジネス用途の宿泊客や旅行者に対して適切な価格帯でのサービスが供給できる宿泊施設と位置付け、星野リゾートの基幹ブランドに加え、このたび取得に至ったもの。貸借先は(株)SHRロードサイドイン。
取得予定日は5月2日。その他の貸借先は、(株)嵐山温泉嵐峡館、(株)星野リゾート・マネジメント。取得後の同投資法人のポートフォリオは30件、取得予定価格は333億6,000万円となる。
物件取得に当たり、公募により新投資口の発行と投資口売り出しを実施。公募による新投資口発行口数は2万2,000口、オーバーアロットメントによる売り出し口数と第三者割当による新投資口発行口数は、それぞれ1,100口。調達資金額(差引手取概算額)は、152億9,954万5,800円を上限とする。
なお、これらの実施により、14年10月期の業績予想と配当予想を修正。
修正後の営業収益は15億5,800万円(前回発表比99.8%増)、営業利益は8億8,800万円(同159.9%増)、経常利益は6億7,600万円(同145.6%増)、当期純利益は6億7,500万円(同146.2%増)。1口当たり分配金は1万5,585円(同2,033円増)。