不動産ニュース / 政策・制度

2014/4/10

まちづくり推進へ「大街区化」の活用強化/国交省

 国土交通省は、まちづくり推進に向けた「大街区化」の活用への取り組みを強化していく。

 「大街区化」とは、戦後の復興事業などで細かく街区が分かれた土地を集約・成形し大型の街区とすることで、公共施設の再編と土地の有効活用を図り、民間投資を誘発、都市機能を更新する仕組み。国際競争力の強化や地方都市の活性化手法として期待されている。

 同省は2011年3月に「大街区化ガイドライン」を作成したが、地方公共団体等から実務的な課題についての技術情報が求められていること、民間事業者からは地方公共団体の大街区化についての考え方の明示が望まれていることから、これらの課題について同省・東京都・東京都心3区、大阪市、(独)都市再生機構が参画した研究会で検討。「執務参考資料」としてまとめ、地方公共団体等に示した。

 同資料では、具体的な事例を示しながら、まちづくりにおける大街区化の意義と効果を説明。公共施設の機能確保、市街地整備事業の認可、市街地開発事業における土地評価、従前公共用地の取り扱いといった大街区化実施に係る課題への対応を、Q&A方式で解説している。

 また同省は「大街区化相談窓口」を設置。地方公共団体や民間事業者から相談や取組事例の提供を受け、大街区化ガイドラインの改訂や執務参考資料の充実に取り組み、全国での大街区化活用を支援していく。

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