不動産ニュース / その他

2014/4/11

富山で環境配慮型オフィスビルを竣工/大和ハウス工業

「大和ハウス富山ビル」外観
「大和ハウス富山ビル」外観

 大和ハウス工業(株)は11日、富山市内で開発を進めてきた環境配慮型次世代オフィス「大和ハウス富山ビル」(富山県富山市)を竣工した。

 同社は、法人向けの建築物について、2020年までに運用時のCO2排出量ゼロを目指す「Smart-Eco Project」を展開中。「大和ハウス富山ビル」は同プロジェクト第10弾で、経済産業省が実施した「平成25年度 ネット・ゼロ・エネルギー・ビル実証事業」として採択されている。

 同物件は、鉄骨造地上4階建て。敷地面積2,978.7平方メートル、建築面積約858.67平方メートル、延床面積約3,277.73平方メートル。

 CO2排出量を約50%削減できる環境性能を持つほか、太陽光パネルやフレーム式壁面緑化等の環境アイテムを設置することができる外装フレーム「D’sフレーム」を導入。また、部屋全体に光を行き渡らせる採光ブラインド等を取り入れ、自然の力を生かすパッシブコントロール機能を生かす仕様とした。
 また、太陽光発電システムによる創エネや高効率な設備による「アクティブコントロール」、BEMSを利用しエネルギーを適正に制御する「スマートマネジメント」を導入。さらにBCP対策として15kWhのリチウムイオン蓄電池を導入している。

 同社はこうした環境配慮技術を次世代のオフィス開発に活用していくとともに、同事務所をショールームとして活用していく考え。

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年5月号
「事故物件」、流通の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/4/21

「記者の目」を更新しました

有事に立ち向かうエリアマネジメント」を公開しました。

エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。