不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2014/4/15

中国不採算子会社の売却益計上も最終赤字/原弘産14年2月期決算

 (株)原弘産はこのほど、2014年2月期決算を発表した。

 当期(13年3月1日~14年2月28日)の売上高は13億7,200万円(前期比16.2%減少)、営業損失4億4,900万円(前年同期:営業損失5億700万円)、経常損失7億9,800万円(同:経常損失2億2,400万円)、当期純損失2億9,300万円(同:純損失3億2,800万円)となった。
 債務超過解消に向け、たな卸資産の売却や販売状況の悪化していた中国連結子会社の売却、第三者割当増資等の実施などにより、関係会社株式売却益と一部債務免除による免除益を特別利益として計上した結果、最終損失は前期比で縮小した。

 セグメント別では、主力の不動産分譲事業においては、不動産売買仲介、棚卸資産の売却、中国での分譲マンション等の契約に注力したものの、一部の棚卸資産については、簿価を下回る価格で売却したことや、中国連結子会社を物件竣工前に売却したことで期首に計画していた売上を計上できなかったことから、営業収益は3億9,300万円(前期比40.5%減)、営業損失は4億8,700万円(前年同期:営業損失:4億9,700万円)となった。

 不動産賃貸管理事業では、賃貸仲介斡旋、新規管理物件の獲得、営繕工事の獲得を中心として営業活動を実施。不採算物件のサブリース契約を一部解除したため、家賃収入は減少したものの、そのほかの項目が堅調に推移したため、営業収益は9億7,800万円(前期比0.2%増)、営業利益は3億600万円(同4.5%増)となった。

 次期については、売上高13億3,000万円、営業利益1億1,000万円、経常利益1,000万円、当期純利益500万円を見込んでいる。

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