不動産ニュース / 調査・統計データ

2014/4/15

都心5区の大規模オフィスビル空室率、再び低下に転じる/三幸エステート調査

 三幸エステート(株)は15日、基準階貸室面積200坪以上の大規模オフィスビルのマーケットデータをまとめた「オフィスマーケット2014年4月号」を発表した。

 東京都心5区のビル空室率は5.38%(前月比0.23ポイント減)と、再び低下に転じた。現空面積も27万1,577坪と低下。景気・雇用の拡大を背景にオフィス拡張ニーズが高まっており、内部増床だけでなく、新規・移転需要でも拡大傾向が顕著になりつつあることが要因。
 1坪当たりの募集賃料は1万8,172円(同296円減)で、1994年1月以来の最安値を再び更新、市況回復の動きはまだ見られない。

 全国の6大都市別の空室率は、東京23区5.7%(同0.1ポイント減)、札幌市6.9%(同0.3ポイント増)、仙台市9.9%(同0.4ポイント減)、名古屋市7.3%(同0.2ポイント減)、大阪市8.3%(同0.3ポイント減)、福岡市6.2%(0.4ポイント減)。札幌市を除く5大都市で、空室率が改善した。

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