不動産ニュース / 調査・統計データ

2014/4/17

アジア太平洋のホテル投資額、134億米ドルと過去最高に/CBRE調査

 シービーアールイー(株)(CBRE)はこのほど、「2013年下期アジア太平洋ホテルマーケットビュー」を発表した。

 13年のアジア太平洋地域のホテル投資総額は過去最高を記録。取引数は計143件、投資総額は134億米ドルで、前年比53%の増加となった。アジアの投資家を中心に借入コストが低水準で推移したことによる投資需要の拡大が主因。過剰流動性、競争激化、不動産価格の上昇などが、投資総額の拡大に寄与した。

 ホテル投資市場については、アジアの投資家が大半で、12年のホテル投資総額の86%、13年では92%を占めた。そのほとんどが中国圏(グレーター・チャイナ)ならびに日本の投資家。

 同年のアジア太平洋地域におけるホテル投資総額の36%は香港が占め、投資金額の上位5位までが香港の取引となった。香港と同様、過去最高となる投資額を記録したシンガポールは16%。一方、投資件数で最も多かったのはオーストラリアの36件。中国31件、日本30件と続いた。

 同社では、14年も高水準のホテル投資が続くと予測。ただし、シンガポールや香港の主要マーケットでは、利回りが比較的低い水準にあることから、リスクの高い小規模な市場のセカンダリーアセットへの投資機会を求め、ポートフォリオの分散を図ると予想している。

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年7月号
定住・関係人口増加で空き家も活用?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/6/5

「月刊不動産流通2025年7月号」発売中!

「月刊不動産流通2025年7月号」が好評発売中です。購入はショップサイトから。
特集は、「事業者・自治体がリード!二地域居住」。
近年人口減少により地域の活力が失われていくという危機感を持ち、活気を取り戻すために二地域居住を促進させている地域が多くあります。今回は、そんな二地域居住に積極的に取り組んでいる事業者を取材。具体的な事例やその狙い、実際に表れている効果なども紹介しています。