イオンモール(株)は17日、福島県いわき市と、小名浜港背後地の開発事業実施に関して、基本協定を締結。正式な開発事業者として認められた。
いわき市では、小名浜港と市街地の中間に位置する背後地を「都市センターゾーン」と位置付け、東日本復興のシンボルとなる活気ある都市拠点づくりを目指している。漁港と既成市街地を結ぶ同地域を小名浜港周辺地域の核として、土地区画整理や津波復興拠点整備、複合商業施設開発などを実施する。
開発地の中央約4万1,200平方メートルには、マルチエンターテインメントモール棟を整備。1階をピロティ駐車場、2~4階に3層吹き抜けのインナーモールを配し、モール棟2階で既成市街地と漁港エリアをつなぐ歩行者ネットワークを形成する。
また、開発地東側には官公庁の庁舎を移転集約し、職員と利用者の利便性を高める。