積水ハウス(株)は25日、(株)オプナスと共同開発し、1月より販売を開始した「しめ忘れお知らせキーII」を戸建商品のシリンダーキーに標準採用したと発表した。
同社では、「鍵の施錠をしたかどうか」について不安に過ごした経験のある人が少なくないという、警察庁による研究データなどに基づき、2009年より施錠・解錠の状態が「見て」分かる「しめ忘れお知らせキー」を採用している。
今回開発した「しめ忘れお知らせキーII」はその第2弾として、施錠・解錠をすると突起や色が変わる機能を追加したもの。
今回の開発にあたり、触るだけで施錠を確認できる機能や触り心地の良い仕様を実現するため、グランフロント大阪内にある情報発信・研究開発拠点「住ムフムラボ」にあるダイアログ・イン・ザ・ダーク(DID)の暗闇空間を利用したワークショップを実施。
一般の生活者から構成される「住ムフム研究メンバー」から募集した被験者30人が参加し、試作品のカギの評価を行なう最終検証を実施したほか、視覚障がいのあるDIDの案内スタッフ14人にも同様の評価をしてもらった。
同社は、今後もこのような「スマートユニバーサルデザイン」の普及と推進を一層加速させていくとしている。