不動産ニュース / 調査・統計データ

2014/5/1

東京都心部Aクラスビル、成約賃料2期連続で上昇/三幸エステート調査

 三幸エステート(株)は1日、(株)ニッセイ基礎研究所と共同開発した成約賃料に基づくオフィスマーケット指標「オフィスレント・インデックス」2014年第1四半期版(1~3月)を公表した。

 東京都心部のAクラスビル(延床面積1万坪以上、基準階床面積300坪以上、築年数15年以内)の賃料は2万9,482円/坪(前期比6.1%増)に改善、2期連続の上昇となった。空室率は6.1%(同0.7ポイント減)。昨年より続く低水準の新規供給、既存テナントによる内部増床ニーズの高まりに加え、国内企業による新規、拡張移転需要増の動きが出始めており、再び賃料が上昇サイクル入りするかに注目が集まっている。

 東京都心3区(千代田区、中央区、港区)の大規模ビル(基準階貸室面積200坪以上)の賃料指数を標準的な大規模ビル賃料単価で表した値は、1万6,177円/坪(同1.0%減)に低下。空室率は5.4%(同0.2ポイント減)となった。

 1994年第1四半期を100とする都心3区規模別賃料指数は、全体が76で前期と変化なし。規模別では、「大規模」が73、「中型以下」が77と、それぞれ1ポイント低下した。「大型」は5ポイント増加の78。総じて70台を中心とする水準での横ばい傾向が続いている。

 都心3区の賃料対前年変動率は、「大規模」が1.2%減、「大型」が13.4%増、「中型以下」が1.9%減、「全体」が0.5%増となった。すべての規模で4期連続増を記録していたが、「大規模」「中型以下」がマイナスに転じた。

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