東京建物(株)は4月30日、(有)東京プライムステージとともに開発を推進していた「大手町タワー」(千代田区大手町)の全体竣工を発表した。
大手町・丸の内・有楽町地区計画および東京都市計画都市再生特別地区で推進していたもの。敷地面積1万1,037.84平方メートル、延床面積約19万8,000平方メートル。鉄筋コンクリート造一部鉄骨鉄筋コンクリート造(地下)、鉄骨造(超高強度CFT柱、地上)の地上38階地下6階塔屋3階建ての大規模複合ビル。「都市を再生しながら自然を再生する」を開発コンセプトに具現化した敷地全体の約3分の1におよぶ「大手町の森」が特徴。
地下2階の東京メトロ東西線、丸の内線を結ぶ連絡通路東面の工事が完了し全体竣工となった。これにより第2期にオープンした店舗のファサード上部に段丘状の緑化空間と地上部と接するガラスウォールが完成し、「大手町の森」側と、連絡通路および地下プラザの東西両面から自然光が差し込む空間が仕上がった。
なお、商業ゾーンの「OOTEMORI(オーテモリ)」はアパレル雑貨、オーガニックコスメなどの新規5店舗を新たに導入、5月21日に第2期グランドオープンする。