ミサワホーム(株)は9日、2014年3月期決算を発表した。
当期(13年4月1日~14年3月31日)の連結経営成績は、売上高4,260億3,300万円(前期比7.9%増)、営業利益131億9,400万円(同6.1%増)、経常利益126億9,800万円(同5.6%増)、当期純利益104億円(同4.8%増)の増収増益。
主力の戸建住宅事業では、創立45周年記念商品の木質系パネル住宅「GENIUS Zi」を13年4月に発売。同年10月には、共働き世帯の増加や高齢者の単世帯化に対応した二世帯住宅商品「GENIUS GATE」を発売した。また、09年度より本格的に販売を開始した木造軸組住宅「MJ Wood」は年々販売棟数を伸ばし、現在は年間1,000棟超の販売規模に成長している。注文住宅の売上戸数は6,780戸(同3.9%増)、売上高1,968億円(同7.0%増)を計上し、増収増益に寄与した。
戸建分譲事業は、トヨタホーム(株)およびパナホーム(株)と共同で、130区画のスマートタウン分譲地「THE ISLES」(千葉県浦安市)を開発、13年11月に販売するなど、スマートタウンづくりを推進。売上戸数は775戸(同6.3%増)、売上高は280億円(同9.5%増)となった。
なお次期については、連結売上高4,400億円、営業利益100億円、経常利益100億円、当期純利益90億円を見込む。
併せて、14年度を初年度とする3ヵ年の新中期経営計画を策定。「商品ラインナップの拡充」「ストック関連事業強化」「エリア強化・シェアアップ」「グループ体制の最適化」「満足度向上」の5つのミッションを掲げ、16年度末までに連結売上高5,000億円を目指す。