不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2014/5/9

不動産業堅調で過去最高業績。2円増配へ/スターツコーポレーション14年3月期決算

 スターツコーポレーション(株)は9日、2014年3月期決算を発表した。

 当期(13年4月1日~14年3月31日)の連結売上高は1,510億3,300万円(同17.7%増)、営業利益160億3,700万円(同28.7%増)、経常利益161億7,900万円(同33.6%増)、当期純利益81億円(同88.0%増)で増収増益と過去最高の業績となった。

 建設事業は、子育て支援住宅「アリア・ソワン・プレミアム」のほか、LPガスによる災害対応型エネルギーシステムを導入した「防災賃貸マンション」の1号物件が竣工。また普及に注力している「免震構造の建物」においては、「高床免震」「吊床免震」「低重心免震」などの技術開発を通じ、免震構造が採用可能な用途、敷地、建物のフィールドを広げてきた結果、期末の受注棟数は286棟となった。また建築資材の集中購買や工期の平準化を図ることでコストダウンに取り組み、売上高511億8,100万円(同21.3%増)、営業利益54億3,900万円(同24.6%増)を計上した。受注残高は718億7,800万円(同35億7,500万円増)。

 賃貸仲介事業では、地域密着営業により法人取引の強化および不動産オーナーへの入居促進等のコンサルティングを推進した結果、売上高53億3,500万円(同0.6%減)、営業利益17億100万円(同2.7%増)であった。

 売買仲介事業では、仲介件数が堅調に推移。地域密着営業による委任物件獲得の強化および法人へのCREソリューションに注力し、売上高48億7,500万円(同13.8%増)、営業利益14億8,800万円(同29.2%増)。

 不動産管理事業では、テナントビルの大規模リニューアル工事、高層ビル・大型商業施設の管理受託および社宅管理代行受託等に注力するとともに、リノベーション工事の提案などグループ会社と連携し不動産オーナーへのサービス向上に努めてきた。その結果、売上高570億2,600万円(同5.5%増)、営業利益53億1,500万円(同11.7%減)となった。

 また、同日に余剰金の配当を決議。1株当たり16円の配当を18円に増配する予定。年間の1株当たりの配当金は34円となる。次期は売上高1,520億円、営業利益163億円、経常利益156億円、当期純利益100億円を見込む。

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