不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2014/5/13

主力の不動産再生事業が好調。大幅な増収増益に/サンフロンティア不動産14年3月期決算

 サンフロンティア不動産(株)は13日、2014年3月期決算説明会を発表した。

 当期(13年4月1日~14年3月31日)の連結売上高は177億7,200万円(前期比68.0%増)、営業利益45億3,100万円(同110.1%増)、経常利益43億4,100万円(同112.9%増)、当期純利益40億2,000万円(同61.9%増)と3期連続で大幅な増収増益を達成した。

 不動産再生事業では、リプライニング事業においては仕入れ・販売ともに大幅に増加し、仕入れ棟数32棟に対し、19棟の販売を行なった。賃貸ビル事業においても賃貸収入が伸長し、13年3月期に取得した物建や13年10月に取得した物件が収入・利益の底上げに寄与し、売上高143億2,100万円(同95.7%増)、セグメント利益46億9,100万円(同115.9%増)を計上した。

 仲介事業では、売買仲介において大型案件はなかったものの、紹介案件への取り組みを強化。賃貸仲介事業においても引き続きビルオーナー経営に関する困りごとの解決に取り組み、また保有物件のテナント斡旋に注力したことで、売上高16億2,000万円(同14.8%増)、セグメント利益12億6,700万円(同2.1%増)となった。

 次期はユーザーの困りごとを解決することから生まれる機会・信用・信頼を基に、社内の各専門機能を活用し、引き続き高付加価値を創り出す不動産再生事業を推進していく方針。そのために、さらに専門性の高い人材育成にも注力していく。売上高260億円、営業利益50億円、経常利益46億円、当期純利益43億円を見込む。

 説明会の冒頭挨拶した同社代表取締役社長の堀口智顕氏は「今回、公募による資金調達の発表後に株価が下落し中止に至ったが、中長期を見据え、時間をかけて人材育成と生産性を高めていくことで、着実に業績を伸ばし、皆さんの信頼を得ていきたい」などと述べた。

 

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