積水ハウス(株)は19日、ダインコンクリート外壁の鉄骨2階建て住宅シリーズ「IS(イズ)シリーズ」をリニューアル発売した。
イズシリーズは、発売から約30年が経過した、同社の代表的な戸建てシリーズ。現在全国約300棟の同社モデルハウスの約半分を占める。フラッグシップモデルの「イズ・ステージ」、5寸勾配屋根もしくはフラット屋根の「イズ・ロイエ」で構成している。
バージョンアップしたイズシリーズは、外壁塗装に防汚性を高めた「タフクリア30-ハイブリッド光触媒仕様」を標準採用する。従来の光触媒塗装より、藻やカビの付着に対しての抵抗力を強くしたほか、高耐久目地や高耐候塗装によってメンテナンスサイクル30年を実現した。「既存の塗装に比べると、大幅なコストアップになるところだったが、1棟当たり6万円程度のコストアップに抑えた」(開発部鉄骨商品開発室企画・内装設備・構造統括リーダー・部長:東 和寿氏)。
このほか、開口部の断熱性アップとして、高性能樹脂サッシとアルゴンガス入りのペアガラス・トリプルガラスをオプションとして用意。ネットゼロ・エネルギー化も積極的に提案する。
また、従来から提案している大開口と中間領域などからなる「スローリビング」の提案も積極化。直近では受注の4割程度に採用しており、中には多雪地域での採用もあるという。
坪単価は本体62万円から。