不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2014/5/20

オフィスと住宅の好調で過去最高売上・利益を達成/森ビル14年3月期決算

 森ビル(株)は20日、2014年3月期決算を発表した。

 当期の連結業績は、営業収益が2,650億円(前期比7%増)、営業利益574億円(同37%増)、経常利益459億円(同17%増)、当期純利益1,410億円(同879%増)となった。すべての項目で過去最高を更新し、当期純利益は前期の10倍となった。

 セグメント別にみると、賃貸事業は、順調な稼働状況に加え、匿名組合六本木ヒルズ・フィナンシャルコープを連結したこと等により、営業収益1,510億円(同13%増)、全体の稼働率は約96%となった。分譲事業は住宅分譲が好調に推移したものの、物件売却の反動減により営業収益700億円(同9%減)。また、海外事業は賃貸が好調なことに加え、上海環球金融中心の一部売却により営業収益303億円(同51%増)だった。

 同日開催した決算説明会において、同社取締役専務執行役員の堀内 勉氏は「当期は住宅とオフィスの好調により増収増益を達成した。今後は『虎ノ門ヒルズ』や『銀座六丁目10地区第一種市街地再開発事業』等が竣工の予定。また、都内は国家戦略特区に指定されている地区が多いので、今後競争力の高いプロジェクトを進め、ポートフォリオを強化していきたい」と話した。

 次期については、営業収益2,490億円(同6%減)、営業利益630億円(同10%増)、経常利益520億円(同13%増)。営業利益と経常利益は2期連続で過去最高を更新する見込み。また、純利益については、14年3月期の匿名組合連結の反動減により340億円(同76%減)とした。

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年9月号
アクティブシニアの最新住宅ニーズ!
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/7/5

「月刊不動産流通2025年8月号」発売中!

月刊不動産流通研究所2025年8月号」が発売となりました!
特集は、「今こそ! リスキリング」。社会が目まぐるしく変化する中で、不動産事業者も取り巻く環境に適応するためのスキルアップが不可欠です。本特集では、新たな課題への対応や業績向上に向け社員の「リスキリング」支援に取り組む事業者に着目。その狙いや取り組み、効果を紹介します。