不動産ニュース / 開発・分譲

2014/5/22

「滞在型ホテル」の都心化、大型化推進。20年までに3,000室規模へ/東急ステイサービス

「東急ステイ新橋」外観。客室数は、ブランド最大となる221室で、基幹ホテルと位置付けていく
「東急ステイ新橋」外観。客室数は、ブランド最大となる221室で、基幹ホテルと位置付けていく
客室内。洗濯乾燥機、ミニキッチン、電子レンジ、ライティングデスク、ズボンプレッサーなどを完備。1週間~数ヵ月の長期滞在に耐えられる仕様としている
客室内。洗濯乾燥機、ミニキッチン、電子レンジ、ライティングデスク、ズボンプレッサーなどを完備。1週間~数ヵ月の長期滞在に耐えられる仕様としている

 東急不動産グループで長期滞在型ホテル「東急ステイ」を展開する東急ステイサービス(株)(東京都渋谷区、代表取締役社長:高谷昌吾氏)は、同ブランド最大規模となる「東急ステイ新橋」(東京都港区、総客室数221室)を、26日に開業する。

 同施設は、JR線他「新橋」駅徒歩3分、3月に開業した環状2号線沿いに立地する、地上14階建てのホテル。ビジネスホテルとウィークリーマンションの中間を目指した造りとなっており、客室には洗濯乾燥機、ミニキッチン、電子レンジ、ライティングデスク、ズボンプレッサーなどを完備。1週間~数ヵ月の長期滞在に耐えられる仕様としているのが特徴。1階には、朝食会場を兼ねたイタリアンレストランが開業する。客室面積14平方メートルのシングルから20平方メートルのダブルまで、4タイプを用意。宿泊料金(6泊まで)は、1万5,100~2万9,100円。

 「東急ステイ」は、1993年に蒲田で開業以来、これまでに14施設・約2,000室を展開。当初は、海外転勤者の一時帰宅や自宅建て替え時の仮住まいなどを主要なニーズとしていたため郊外立地だったが、企業の研修利用や長期出張者の滞在、レジャー需要などの増大で、都心立地にシフトしてきた。
 今後も、宿泊者の半分を占める3泊以上の長期滞在を軸にしながら、ますます需要が増大するとみられる外国人観光客や女性ユーザーなどを取り込むべく、年1、2施設を開設、20年までに10店舗を新設し、総客室数3,000室超を目指す。施設規模も、これまでの150~200室規模へ拡大。15年春には新宿三丁目(179室)、16年春には銀座(194室)の開業も決定している。

 22日会見した高谷社長は「新橋は、東急ステイブランドの基幹施設と位置付けていく。今後も、増え続ける外国人観光客に評価していただけるホテルとして、また法人を中心とした中長期滞在客にも喜んでいただけるよう、立地と設備を考えていきたい。将来的には首都圏外、海外での展開も考えている」などと抱負を語った。

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