住友不動産(株)は、2003年に同社が横浜市内で分譲したマンションの1棟で、施工不良が判明したことを明らかにした。
該当物件では、他の住棟との間の繋手が数回にわたりずれが生じていたことから、施工会社に調査させたところ、当初は東日本大震災によるものと報告された。その後、管理組合の要請により、第三者機関による調査を行なったところ、今年5月、基礎杭が支持層に到達していないことが判明したもの。
同社は、施工不良は施工会社の責任であるとしながらも、売り主として仮住まいの提供、是正工事の計画、工事期間中の転居先のあっせん、買取保証などを行なっていく。
なお、第三者機関の調査結果によっては、補修ではなく建て替えの提案も検討していく。