不動産ニュース / 調査・統計データ

2014/6/12

13年度の居住用定期借家物件成約数、5%減の約6500件に/アットホーム調査

 不動産情報サービスのアットホーム(株)は12日、2013年度(13年4月~14年3月)の首都圏居住用賃貸物件における定期借家物件の登録・成約状況を公表した。同社の全国不動産情報ネットワークに登録された物件を基にしている。

 13年度の定期借家成約数は首都圏全体で6,495件(前年度比5.2%減)。地域別にみると東京23区2,995件(同1.6%減)、東京都下566件(同4.9%減)、神奈川県2,001件(同13.8%減)、埼玉県636件(同7.6%増)、千葉県297件(同0.7%減)と、埼玉県以外では減少となった。

 全体に占める定期借家契約の割合は2.6%(同0.2ポイント低下)となった。一戸建てでは11.1%(同0.7ポイント低下)と1割超を維持。マンション、アパートでは前年よりわずかに低下し、2%台にとどまった。

 物件種目別の割合はマンションが57.4%(同0.8ポイント低下)、アパート29.5%(同0.3ポイント上昇)、一戸建て13.1%(同0.5ポイント上昇)。東京23区、埼玉県、千葉県ではマンションが60%を超えているが、神奈川はアパートが43.9%(同0.7ポイント低下)を占め、マンションよりも多くなっている。

 定期借家と普通借家の平均賃料を比較すると、マンションと一戸建ては定期借家の方が高くなった。同社では「定期借家の方が好立地・高グレードの物件が多いことがうかがえる」とする。アパートについては定期借家の方が低く、定借アパートの27.0%が賃料5万円未満という結果になった。

動画でチラ見!

座談会「事故物件に立ち向かう」

掲載誌はこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年5月号
「事故物件」、流通の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/5/1

「海外トピックス」を更新しました。

Vol.428 クアラルンプールにはなぜこんなにショッピングモールがあるのか【マレーシア】」を更新しました。

熱帯気候のマレーシア、クアラルンプールの人々が日中集まるのがショッピングモール。暑さ、湿度、雨などに煩わしい思いをすることなく、朝から晩まで過ごすことのできるショッピングモールは住民にとってなくてはならない存在のようです。こうした背景から、中間層以上にむけた都市開発の根幹とされることも多いそうです。しかし、中には問題もあるようで…続きは記事をご覧ください☆