ハイアス・アンド・カンパニー(株)は、同社が全国展開している天然砕石を活用した地盤改良工法「HySPEED工法」を採用した住宅が、5月末で累積3万棟を突破したと発表した。
同工法は、住宅地盤改良で最も多く使われているセメント改良工法に代わる環境対応型地盤改良工法として2007年より提供しているもの。セメント等を使わないため、土壌汚染による資産価値毀損がない他、通常の杭のように産廃、埋設物扱いにならないため、土地の資産価値を毀損しないことなどが特徴。
昨今では施工対象となる建物が一般住宅以外にもアパート、マンション、店舗、工場などに拡大。さまざまな建物の地盤補強工法として前年比約2~3倍のペースで毎年施工実績を蓄積している。同社は「東日本大震災以降、地盤への関心が高まり、認知認識されたことも、同工法が普及した要因の一つ」と分析している。