(独)建築研究所は27日、国土交通省で専門誌・紙記者との懇談会を開き、同研究所が進めている研究成果報告を行なった。
懇談会の冒頭、理事長の坂本雄三氏が挨拶し「建築研究所は、一般的な住宅建築における手法をバラエティに富んだテーマで研究している。そうした情報は、“宝の山”。こうした建築技術に関する情報を普及させていきたい」と述べた。
研究報告では、「住宅・建築物省CO2先導事業5年間の技術動向」「鉄筋コンクリート造建築物の改修技術」など7テーマについて担当研究員が発表。住宅建築物省CO2先導事業については、採択プロジェクト数の推移や複数の省CO2技術を組み合わせてより高い効果を生み出す手法などを紹介。近年の傾向として、こうした複数技術の組み合わせや省CO2技術を取り入れた中小規模の建築物が増えてきているとした。