NTT都市開発(株)は6月30日、同社のフラッグシップビルの一つである「アーバンネット大手町ビル」(東京都千代田区)の喫煙室の改修が、日本たばこ産業(株)(以下JT)主催の「SMOKERS STYLE COMPETITION 2013」において「作品例部門」の優秀賞を受賞したと発表した。
同賞は場所を隔てることなく、喫煙者と非喫煙者双方が共存できる分煙空間づくりを模索することを目的に、JTが06年度から実施しているもの。
「アーバンネット大手町ビル」内の共用喫煙室は、ワークプレイスとは異なったリフレッシュの場としての喫煙室を追求。通路に面する壁面を大きなガラス開口とし、ガラスには適度に視線をコントロールするバーチカルパターンのフィルムをデザインして、開放感を出しつつ、ゆるやかな境界を設定した。
ドアのない新しい気流計画やユーザーのコミュニケーションを促す取り組みが評価されての受賞。なお同社は、昨年度の「シーバンズN館共用喫煙室改修」(東京都港区、オフィスビル)に続く、2年連続2物件目の優秀事例賞の受賞。