ポラスグループは6月30日、2014年3月期決算を発表した。
当期(13年3月21日~16年3月20日)の連結売上高は1,734億4,800万円(前年同期比13.2%増)、営業利益は110億5,600万円(同0.6%増)、経常利益114億700万円(同3.0%増)、当期純利益25億2,200万円(同2.0%減)。売上高を4期連続で更新、経常利益も4期連続で100億円を突破。契約数も3,056棟(同5%増)と、過去最高となった。
戸建分譲住宅事業では、「越ヶ谷 蔵のある街づくりプロジェクト」(埼玉県越谷市)や「大宮ヴィジョンシティプロジェクト」(埼玉県大宮市、全125棟)、「パレットコート六町 東京ココロシティ」(東京都足立区、全214棟)などを供給。販売は好調に推移し、年間契約棟数は2,205棟(同4.5%増)となった。また、船橋や津田沼、大宮への新規出店のほか、船橋や赤塚などの新規エリアでの分譲も開始した。
戸建注文住宅事業については、前期から好調であった法人受注が増加するなどした結果、受注棟数は851棟(同8.1%増)となり、5期連続で受注増加および過去最高の受注棟数となった。
プレカット事業では、全国の駆け込み需要に対応した外販受注、売上、加工棟数が過去最高を記録。4工場体制による加工能力拡大により、構造材加工が年間100万坪を超えた。
次期については、新規出店した船橋や大宮などを中心に、全社一丸となったエリア戦略を推進し、地域性の高い製品・サービスを提供していく。現時点では、駆け込み需要の影響による反響減がみられるものの、7月以降に設定している大型物件などの販売に注力していくとし、売上高1,850億円、経常利益140億円を見込んでいる。
同日開催した記者発表会において、同社代表取締役の中内 晃次郎氏は「創業45周年の節目の年。新規エリアを開拓するとともに、グループ会社で連携し、地域での事業も深化させていきたい。また、技術者の人材不足が深刻化しているが、採用とその育成を強化していきたい」などと話した。