不動産ニュース / 調査・統計データ

2014/7/3

首都圏の投資用物件、利回り低下が継続中/健美家調査

 不動産投資用物件の検索サイト「健美家」(http://www.kenbiya.com)を運営する健美家(株)は3日、2014年4~6月期の首都圏不動産投資用物件の市場動向レポートを発表した。同期間に同社運営サイトに登録された物件について、物件種別(区分所有マンション、1棟アパート、1棟マンション、1棟ビル)ごとに物件数、投資利回り(表面利回り)、物件価格、完成後年数を集計したもの。

 区分所有マンションの平均登録価格は1,345万円(前年同期比25%上昇)、投資利回りは8.43%(同1.59ポイントダウン)と、2年間で2ポイント以上下落。05年の統計開始以来、過去最低を記録した。問い合わせベースの物件平均価格は964万円(同3.1%上昇)、投資利回りは11.2%(同0.46ポイントダウン)。

 1棟アパートの平均登録価格も5,255万円(同6.9%上昇)。投資利回りは9.54%(同0.85ポイントダウン)で、08年7~9月期以来の低水準を記録した。問い合わせベースでは平均価格3,789万円(同1.7%上昇)、利回り12.06%(同0.57ポイントダウン)。

 1棟マンションは、登録平均価格が1億5,556万円(同12.7%上昇)、利回り8.02%(同1.22ポイントダウン)で、07年1~3月期以来の低水準。問い合わせベースでは、平均価格が1億2,345万円(同3.9%上昇)、利回り9.69%(同1.15ポイントダウン)。

 1棟ビルは、平均価格が1億6,138万円(同5.3%下落)、平均利回りは9.31%(同0.54ポイントダウン)と比較的安定している。

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