

不動産フランチャイズのLIXILイーアールエー・ジャパン(株)は2~3日、「神戸ポートピアホール」(兵庫県神戸市)で「2014 ERA関西全国大会」を開催した。
大会の冒頭、同社代表取締役社長の安藤 進氏が本部報告を行なった。同氏は不動産市場の現状や国の政策等に触れ、「これからの不動産業は物件ありきの営業スタイルから脱却すべき。顧客満足の向上による差別化と、コンサルティングスキルの向上を図り、ワンストップで住生活サポートを行なうことで、ビジネスチャンスを増やすことが必要。そのために本部では、知識の習得に必要なバックアップをしていく」などと述べた。
また同氏は、the Asian Real Estate Association of America(AREAA)と連携し、AREAAに日本語を話せるエージェントを組織化。日米間での不動産投資取引を行なうことなどを検討していると報告。さらに、ERAのロゴも変更し、キャッチフレーズを「ERAは世界の不動産ネットワーク、イーアールエーは、LIXILグループのメンバーです」から、よりLIXILブランドであることを強調し「LIXILグループ不動産チェーン」とすることを発表した。
表彰式では、加盟店の営業成績優秀者392名が表彰されたほか、5年・10年・15年連続優秀成績賞者や5名以上の営業優秀成績賞受賞者を輩出した加盟店、10名以上を輩出した加盟店の経営者もしくはマネージャーも表彰した。また、13年12月以降入社し不動産営業経験がない新人を総合的に評価し表彰するルーキー・オブ・ザ・イヤーでは、賃貸部門でERA三和エステート(福岡県)の丹澤 玲於奈氏を、売買部門でERAアシスト(愛知県)の大河内 雅俊氏をそれぞれ表彰した。
大会には海外ERA代表も参加。代表として挨拶したアジアパシフィックCEO・シンガポールCEOのジャック・チュア氏は「今回の大会のテーマである『Create,Innovate and Ein with Integrity』のように、創造と改革はいつも成功の鍵である。組織が大きくになるにつれ、勝つということだけでなく、良いプログラム、ツール、サービスを継続的に提供していくことで顧客の信用を得ていくことが大切である」などと話った。