(公財)日本賃貸住宅管理協会は5日、東京支部「JPM留学生インターンシップ制度」の合同全体研修会を開催した。
同制度は、外国人留学生に不動産管理会社の実務を体験させ、就職活動や日本での就業を支援するというもの。第5回目となる今年、東京支部では20社による中国、台湾の留学生20名の受け入れが決定した。
研修会では、ビジネスマナー研修や同協会国際交流研究会長の荻野政男氏による講義、留学生と受け入れ企業担当者によるグループワークが行なわれた。また、2013年度のインターン修了生で、今年、日本の賃貸管理会社に就職した甘(カン)ユンユ氏が、研修期間中に学んだこと、それを実務にどう生かしているかなどについて、留学生を前に発表した。
なお、東京支部以外では、大阪・兵庫・東北エリアの会員5社が受け入れる。インターンシップは、7月中旬~9月中旬にかけ約4週間実施。修了後には修了証明書を授与。留学生と受け入れ企業による成果発表なども実施する予定。
研修会で講義した荻野会長は、「5年目となる今年、留学生数が過去最多となり、これまで活動してきたことがようやく実を結んできたと実感している。今後の国際化に向け、さらに同制度の継続・普及に努めていきたい」などと話した。