ケネディクス・オフィス投資法人(KDO)は8日、大阪のオフィスビルの優先出資証券の償還・取得と、大阪・横浜のオフィスビル2物件の譲渡を発表した。
「千里ライフサイエンスセンタービル」(大阪府豊中市)の豊中プロパティー特定目的会社への同物件の譲渡に伴い、千里プロパティー特定目的会社の優先出資証券(取得価格8億9,100万円)の償還を受ける。同投資法人は、15億8,320万円の利益配当を受け取る予定。取得予定日は7月18日。なお同日、豊中プロパティーの優先出資証券を取得する予定。
譲渡するのは、「KDX南船場第1ビル」(大阪市中央区)。譲渡価格は9億5,000万円、想定帳簿価格との差額はマイナス5億2,900万円、売買契約締結日は7月8日。「日総第17ビル」(横浜市港北区)の譲渡価格は16億5,000万円、想定帳簿価格との差額はマイナス9億900万円、売買契約締結日は7月15日の予定。
今回の取得・譲渡により、同投資法人のポートフォリオは90物件・投資有価証券2件、取得予定価格合計は3,492億円となる。
これらに合わせ、同社は14年10月期の業績予想を上方修正した。
修正後は、営業収益128億円(前回発表比13.8%増)、営業利益49億9,600万円(同0.5%増)、経常利益35億1,700万円(同0.9%増)、当期純利益35億1,500万円(同0.9%増)、1口当たり分配金9,900円(同90円増)を見込む。